アメックスゴールドカードのポイントはマイルに移行することも可能です。ここで気になるのは
- マイルに移行するのは本当にお得なのか?
- どの航空会社にマイル移行できるのか?
などではないでしょうか?
せっかく貯めたポイントなら一番お得に移行したいものですよね。
ということでマイルに移行するのは本当にお得なのか?どの航空会社へのマイル移行が一番お得か?など徹底的に調べてみました。
ぜひマイル移行の際には参考にしてみてください。
目次
アメックスゴールドカードのポイントを移行できる航空会社は全部で15社
アメックスゴールドカードで貯めたポイントをマイルに移行する場合、提携する15の航空会社への移行が可能です。
ではどれくらいのレートでマイルに移行することができるのか?ということで比較表にまとめてみました。
マイル移行先によるレート比較
メンバーシップ・リワード・プラス | ||
登録済み | 未登録 | |
ANA | 1,000ポイント=1,000マイル | 2,000ポイント=1,000マイル |
チャイナエアライン | 1,250ポイント=1,000マイル | 2,000ポイント=1,000マイル |
デルタ航空 | ||
ヴァージン アトランティック航空 | ||
タイ国際航空 | ||
キャセイパシフィック航空 | ||
シンガポール航空 | ||
ブリティッシュ・エアウェイズ | ||
スカンジナビア航空 | ||
アリタリア-イタリア航空 | ||
フィンランド航空 | ||
エティハド航空 | ||
エミレーツ航空 | ||
カタール航空 | ||
エールフランス/KLM航空 |
マイルに移行する場合のポイントレートはANAと他社航空の大きく2つに分かれます。
そしてメンバーシップ・リワード・プラス登録の有無によってもポイントレートは変わってきます。
メンバーシップ・リワード・プラスについては次で説明します。
マイル移行がお得なメンバーシップ・リワード・プラスの詳細と注意点
メンバーシップ・リワード・プラスには次のような特徴があります。
- 登録には年会費3,000円(税抜)が必要
- 2年目以降は自動更新(解約は可能)
- 登録することでマイルや他のポイントプログラムへの移行レートがアップ
- ポイントの有効期限が無期限になる
ポイント交換のレートがアップするお得なプログラムなんですが、注意点もあるので解説していきます。
メンバーシップ・リワード・プラスはすぐには登録しないこと
ポイントの有効期限が無期限になるからと言って、すぐにメンバーシップ・リワード・プラスに登録する必要はありません。
というのもメンバーシップ・リワード・プラスは年会費3,000円(税抜)がかかるからです。
仮に交換できるくらい十分なポイントが貯まったのであれば、年会費を払ってメンバーシップ・リワード・プラスに登録する価値はあります。
しかし、ポイントがまだ十分でなければ、年会費がもったいないのですぐに登録する必要はありません。
アメックスゴールドカードのポイント有効期限は3年間となっています。
この間にポイントを貯めてメンバーシップ・リワード・プラスに登録すればOKです。
メンバーシップ・リワード・プラスは必要な時のみ再登録する
メンバーシップ・リワード・プラスは2年目以降は自動更新となります。
なので何もしないと毎年年会費がかかってしまいます。
年会費分を回収できるくらいポイントが貯まっていれば問題ないですが、そうでなければ解約した方がいいです。
そして必要な時に再登録してポイントを交換すれば無駄に年会費も取られずにすみます。
お得感がないならメンバーシップ・リワード・プラスに登録する必要はない
お得なメンバーシップ・リワード・プラスではあるんですが、そもそも年会費とのバランスでお得感がないようなら、無理に登録する必要はありません。
年会費がもったいないですからね。
でもここで気になるのがポイントの有効期限。何も使わなかったら当然3年で有効期限が切れてしまいます。
しかし、実はメンバーシップ・リワード・プラスに登録する方法以外にもう1つ、ポイントの有効期限を無期限にする方法があります。
その方法というのが「ポイントを何でもいいので1回使う」というものです。
アメックスゴールドカードのポイントの有効期限は、ポイント交換を1回することで無期限になるという性質を持っています。
例えばこちらの交換先。
ポイントの移行レートは悪いですが、とりあえずつなぎで使うのもアリです。
これで有効期限が無期限になるので、あとはゆっくりポイントを貯めていけばOKです。
必要になったらメンバーシップ・リワード・プラスに登録しましょう。
メンバーシップ・リワード・プラスでのポイントレート比較
メンバーシップ・リワード・プラスに登録することでポイントレートがどう変わるのか?具体的に見ていきましょう。
各ポイント交換先でレートを比較したのが次の表です。
ポイント交換先でのレート比較
メンバーシップ・リワード・プラス | ||
登録済み | 未登録 | |
ANAマイル | 1,000ポイント=1,000マイル | 2,000ポイント=1,000マイル |
ANA以外のマイル | 1,250ポイント=1,000マイル | 2,000ポイント=1,000マイル |
楽天ポイント | 3,000ポイント=楽天スーパーポイント1,500ポイント | 3,000ポイント=楽天スーパーポイント1,000ポイント |
Tポイント | 3,000ポイント=Tポイント1,500ポイント | 3,000ポイント=Tポイント1,000ポイント |
ヒルトンオナーズ | 1,000ポイント=1,250Hオナーズポイント | 2,000ポイント=1,250Hオナーズポイント |
SPGスターポイント | 1,000ポイント=330スター・ポイント | 2,000ポイント=330スター・ポイント |
カード利用代金に充当 | 1ポイント=0.5円~1円 | 1ポイント=0.3円 |
ヨドバシカメラ、高島屋 | 3,000ポイント=1,000円分商品券 | 2,000ポイント=1,000円分商品券 |
アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン | 1ポイント=1.0円 | 1ポイント=0.4円 |
H.I.S. アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスク | 1ポイント=0.8円 | 1ポイント=0.4円 |
日本旅行 | 1ポイント=0.8円 | 1ポイント=0.4円 |
さまざまなポイント交換先があり、それぞれでメンバーシップ・リワード・プラスに登録した方が、ポイントレートがお得なのがわかります。
ただ、あくまでもメインはマイル移行と考えておきましょう。
他のポイントもお得にはなりますが、よく考えてみてください。
アメックスゴールドカードの年会費は29,000円(税抜)です。さらにメンバーシップ・リワード・プラスの年会費は3,000円(税抜)。
ここまで年会費を払って最終目的が1ポイント=1円とかってちょっとさびしくないですか?
それなら1ポイント=1円の還元率で、年会費無料のクレジットカードで十分です。
せっかくアメックスゴールドカードの年会費を払っているなら、その価値を十分に生かしてマイルに交換した方が断然いいです。
なのでポイントの交換先はマイル一択にしましょう。
ポイントをANAマイルに移行する場合は注意が必要!
先ほどのポイント交換先でも説明したように、アメックスゴールドカードのポイントはマイルに移行するのがお得です。
そしてその中でもANAへのマイル移行は特にレートが優遇されます。
ANAマイルと他社マイルへの移行レート比較
メンバーシップ・リワード・プラス | ||
登録済み | 未登録 | |
ANAマイル | 1,000ポイント=1,000マイル | 2,000ポイント=1,000マイル |
ANA以外のマイル | 1,250ポイント=1,000マイル | 2,000ポイント=1,000マイル |
他社マイルに移行するのと違い、ANAマイルなら1:1でポイントをマイルに移行できます。
しかし、注意点もあります。
- 別途メンバーシップ・リワードANAコース年会費5,000円(税抜)が必要
- 年間マイル移行の上限は80,000マイル
他社マイルに移行するのと比べてこのようなデメリットがANAマイル移行にはあります。
ただ、ANAマイルはマイルの使い道が特典航空券の購入以外にも、
- 電子マネー
- 楽天スーパーポイント
- Tポイント
などに交換が可能で、1マイル=1ポイントで交換ができます。他社マイルに比べて利便性が高いのも確かです。
こういったメリットもあるのでANAマイルは選択肢の一つに入れておくべきでしょう。
ただ、やはり追加で取られる年会費5,000円(税抜)のことを考えて、もう1社くらいマイル移行先を選択詩に入れておくのがいいと思います。
ANA以外ならブリティッシュ・エアウェイズがおすすめ
ANA以外の航空会社ですと、特典航空権の購入のしやすさからブリティッシュ・エアウェイズがおすすめです。
海外のマイレージプログラムですが、国内線の特典航空券にも交換でき、4,500マイルからJALの国内線特典航空券に交換ができます。
マイルの有効期限は3年ですが、マイルを「貯める」「使う」などすることで有効期限が3年間延長されます。
なのでマイルは実質無期限と言えます。
ANA以外の選択肢としてブリティッシュ・エアウェイズも入れておくといいでしょう。
まとめ:アメックスゴールドカードのポイントはぜひマイルと交換を
最後にまとめます。
アメックスゴールドカードのポイントはやはりマイルとの交換が一番です。
特にポイント移行レートがお得になるメンバーシップ・リワード・プラスに登録することで
- ANAなら1,000ポイント=1,000マイル
- ANA以外なら1,250ポイント=1,000マイル
としてポイントを移行することができます。
注意点としては
- メンバーシップ・リワード・プラスの年会費3,000円(税抜)がかかる
- ANAはさらに5,000円(税抜)の年会費が必要
- ANAの年間移行マイル上限は80,000ポイント
などがあります。この点さえ注意すればあとは充実したマイルプログラムとなっています。
メンバーシップ・リワード・プラスは基本的に自動更新ですが、解約して再登録も可能です。
なのでマイルに移行したい時にまた再登録すればいいでしょう。
このマイル移行プログラムを上手に活用してお得にマイル移行したいところですね。
ぜひ積極的にマイル移行を活用してみてください。