エポスカードには上位カードとしてエポスゴールドカードというものがあります。
実はこのエポスゴールドカード、取得条件はそこまで難しくないにも関らず、さまざまなメリットや特典が付いてくるカードです。
お得なカードなら取得を検討したいと思う方もいるかと思います。
ということで今回は、エポスゴールドカードのメリットや特典、その他気になる疑問点などについて解説していきます。
目次
エポスゴールドカードの主な特典やメリット
エポスゴールドカードには、エポスカードにない特典がついてくるほか、他社のゴールドカードにはないメリットもあります。
ここではエポスゴールドカードの主なメリットとして
- 条件を満たせば年会費無料
- ボーナスポイントで高還元率を実現
- 選べるポイントアップショップでポイント3倍
- ポイントの有効期限は無期限
- ゴールドカード会員以上限定の飲食店・施設優待
- 海外旅行保険が自動付帯
- 国内・海外の空港ラウンジが無料利用可能
の7つについて紹介していきます。
メリット①:条件を満たせば年会費無料
エポスゴールドカードの年会費は、5,000円です。しかし…
- 年間50万円以上の利用で、翌年以降永年無料
- インビテーションによる入会では、最初から永年無料
となります。
ゴールドに限らず、年間○○万円の利用で「翌年無料」とするカードはありますが、そのようなカードは、買い物利用を続けないと会費が発生してしまいますよね。
エポスゴールドカードでは、一度でも「年間50万円以上の利用をすれば、その後は「ずっと無料」というわけです。
では50万円の利用をするには…?
- 月42,000円(1日1400円ほど)を使う
- 10万円の買い物を2回し、月25,000円(1日830円ほど)使う
このような使い方で、翌年以降の年会費無料条件をクリアできます。
エポスゴールドカードは基本の還元率からすると、メインカードにするのはちょっとパワー不足にも見えます。
しかし、「1年間限定でメインカードにする」という考えで、条件突破ですね。
1年目こそ、ポイントを貯めても年会費との相殺で実質0になってしまいますが、2年目以降の年会費が無料になればお得なカードと言うことができます。
メリット②:ボーナスポイントで高還元率を実現
エポスゴールドカードでは、特別なボーナスポイントが付与されます。
- 年間50万円利用で、2500円相当
- 年間100万円以上利用で、1万円相当
このようなボーナスポイントです。
50万円を使った場合、基本としては「0.5%」還元なので、もらえるポイントは2500円分。ボーナスポイントと合わせると5,000円相当で、「1%」還元になります。
100万円を使った場合、基本としては「0.5%」還元なので、もらえるポイントは5,000円分。ボーナスポイントと合わせると15,000円相当で、「1.5%」還元となります。
この他にも、「3ヶ月以内に10回利用すると600円分」など、期間限定のキャンペーンも設けられます。
メリット③:選べるポイントアップショップでポイント3倍
エポスでは「選べるポイントアップショップ」という独自サービスを展開しています。
- エポスゴールドカード
- エポスプラチナカード
こうした特別なカードでのみ使えます。
「選べるポイントアップショップ」の詳細は以下の通りです。
- コンビニ・スーパー、レストラン、家電量販店、ガソリンスタンド、公共料金など様々なジャンルの300以上の店舗が対象。
- 自分が特に良く使うショップを「3つ」選ぶ。
- 決めたショップでは、200円利用につきポイントが「3倍」付く。※3円相当であり、ポイント還元率は1.5%になります。
対象ショップは、3ヶ月間ごとに設定できます。
イオンやユニクロ、ローソンなど、普段から使える気軽な店が多いのは、エポスらしいところです。
マルイ・モディでもトク
なお、通常のエポスカードでは、マルイ・モディでの買い物で特にポイント加算はありません。
他のお店と一緒で200円利用→1ポイントです。あくまでも、年4回のセールなど「割引」でトクなだけなんですね。
ところがエポスゴールドカードでは…?
- 200円につき2ポイント
- リボ払いでは、200円につき3ポイント
となります。
メリット④:ポイントの有効期限は無期限
ポイント有効期限にも、ゴールドの強みがあります。
- エポスカード:2年間
- エポスゴールドカード:無期限
この差は大きいですね。
エポスカードの場合、「無条件でポイント高還元」とは正直いえないため、メインとしては他のクレジットカード、あるいはデビットカードを使う場合もあるでしょう。
ポイントの「うっかり失効」は、普段使いをさほどしない「サブのカード」で起きやすいものです。
なので無期限ならもちろん心配なしですね。
メリット⑤:ゴールドカード会員以上限定の飲食店・施設優待
エポスカードでは「エポトクプラザ」で様々な優待店を紹介しています。無料のカードでも十二分に楽しめますが、エポスゴールドカードを持っていれば…
- 「ゴールド専用」
- 「ゴールド・プラチナ専用」
の特典が受けられます。
カフェ・レストランでの優待の例
- 各種レストランにて、10%OFF
- サラダ、スープ、デザートなどをサービス
宿・ホテルでの優待の例
- リゾートホテルにて、通常16,000円の宿泊が、11,000円
- 温泉宿にて、通常30,500円の宿泊が、24,500円
このようにかなり高いレベルの優待が受けられます。
レストランの場合、ディナーで2-4,000円ほどの予算となる店も多いです。会費の高い高ステータスカードでは、「優待があっても対象店舗がそもそも高すぎて…」という問題が起きることもあります。
エポスゴールドカードなら、日頃のちょっとしたくつろぎタイムからおトクなのです。
Visaゴールドライフサポート~ベネフィット ステーション モラエル~(有料)
- 毎年12,000円分の「交換券」がもらえ、グルメ(外食・取り寄せとも)&宿泊の分野で使えます。
- レンタカー、映画、カラオケなどで、「50%OFF」「1,500円相当の食事をプレゼント」など。
ベネフィット・ステーションに関しては、クレジットカードを持っていれば基本的に誰でも入れます。エポスゴールドカードだけのサービスというものではありません。
月額1,026円がかかるため、これを使うかはユーザーの判断ですね。
メリット⑥:海外旅行保険が自動付帯
エポスゴールドカードでは、最大1000万円の海外旅行保険が自動付帯します。
このスペックそのものは、無料のエポスカードとさほど変わらないものです。
「自動付帯(カードを旅行費用に使わなくても適用)」であるため、他のカードの海外旅行保険とも組み合わせられます。
メリット⑦:国内・海外の空港ラウンジが無料利用可能
エポスゴールドカードでは…
- 国内19空港
- ホノルル空港
- 仁川空港
上記20の空港で、ラウンジが完全無料で利用できます。
これに関しては、年会費1万円以上(何らかの条件で会費無料にもならない)ゴールドカード各種と比べても、全く引けを取りません。
それでいてカード自体が完全無料とできますから、とてもトクです。
とにかく空港ラウンジを使ってみたい人は、マルイ等に特に関心がなくても、エポスゴールドカードを狙ってみる価値があります。
エポスゴールドカードのデメリット
エポスゴールドカードはメリットが多く、年間50万円以上を使うか、インビテーションを受けることで一度「永年無料」にしてしまえばとても便利なカードです。
しかし、主に他のゴールドカードと比べたとき、やや見劣りする面もあります。
デメリットとして以下の3つがあります。
- ステータスはあまりない
- 海外旅行保険の内容は他のゴールドカードに劣る
- 家族カードはない
これらについてもう少し詳しく見ていきましょう。
デメリット①:ステータスはあまりない
一般にゴールドカードといえば「ステータス」も大きな魅力となりますが、エポスゴールドカードの場合では、それほど高いものは期待できません。
とはいえ、
- 年会費を払えば、ほぼ誰でも持てるゴールドカード
- 空港ラウンジを利用できないゴールドカード
といったものとは異なっています。「特別なカード」には間違いないでしょう。
デメリット②:海外旅行保険の内容は他のゴールドカードに劣る
エポスゴールドカードでは、海外旅行保険が自動付帯します。
エポスゴールドカードの海外旅行保険
項目 | 補償額 |
傷害死亡・後遺障害 | 1,000万円(500万円) |
傷害治療費用 | 300万円(200万円) |
疾病治療費用 | 300万円(270万円) |
賠償責任費用 | 2,000万円(2,000万円) |
救援者費用 | 100万円(100万円) |
携行品損害 | 20万円(20万円) |
※カッコ内は通常のエポスカードのスペック
しかし、年会費1万円ほどのゴールドカードでは…?
代表的なゴールドカードの海外旅行保険
項目 | 補償額 |
傷害死亡・後遺障害 | 5,000万円(家族特約1,000万円) |
傷害治療費用 | 300万円(家族特約200万円) |
疾病治療費用 | 300万円(家族特約200万円) |
賠償責任費用 | 1億円(家族特約2,000万円) |
救援者費用 | 400万円(家族特約200万円) |
携行品損害 | 50万円(家族特約50万円) |
これぐらいのスペックとなります。
さらに、代表的なゴールドカードでは、乗り継ぎの遅延や手荷物紛失に関しても、数万円の保険がつきます。
1万円クラスのゴールドカードで大きいポイントなのは、死亡・後遺障害などの最大値ではなく、「家族特約」が付くことです。
- 本人
- 家族カード会員
- 家族(カードを持たない子どもなど)
この3種類の対象に、保険が適用となります。
エポスゴールドカードでは
- 本人
にしか、保険が効かないのです。
デメリット③:家族カードはない
エポスゴールドカードでは、家族カードが存在しません。これは独身の人以外ではかなり大きなデメリットです。
というのも、他の1万円程度のゴールドカードでは、無料~1,000円程度の年会費で家族カードが発行でき、本会員に準じたサービス(優待、保険など)が受けられるからです。
しかし、面白い見方をしてみると、「エポスゴールドカードを持っているのは、必ず本人」です。
持っている人自身に一定のステータス、もしくは「一定額、カードをキチンと使う能力」があると示せるんですね。
エポスゴールドカードのショッピング・キャッシング限度額について
エポスゴールドカードでは、ショッピング限度額は「最大で」300万円とされます。
しかし、これはあくまで最大値であって、実際のところは100万円前後のホルダーが多いようです。
キャッシングに関しては、30~50万円程度となっているユーザーが多い様子で、もちろん「0円」にも設定できます。
エポスゴールドカードのインビテーションについて
エポスゴールドカードは、直接申し込むこともできます。
しかし、エポスカード(エポスカードVisa)を安定利用することで、インビテーションが来ます。
インビテーションの条件は?
インビテーションの条件は、はっきりとは示されません。しかし
「年間50万円以上エポスカードを利用する」
というのが、一つのラインのようです。
ただ、「1年間利用しなくてはいけないのか」というとそうでもなく、「年間50万円以上利用してくれそうなペース」と判断されれば、もう少し早いこともあるようです。
インビテーションのために多額を使おうとして「滞納」したりすれば、インビテーションはほぼ有り得なくなります。計画的に使いましょう。
インビテーションに審査はある?審査時間は?
インビテーションでエポスゴールドカードを手にする場合、特に審査はありません。インビテーションが来た段階で「持つ資格あり」ということです。
インビテーションに応じる場合は、その旨を返信しますと数日~1週間程度で手元に届きます。
インビテーションで届いたエポスゴールドカードは、最初から全く無料で使えます。
エポスカードは、1年で良いのでメイン的に安定して使えば、「1年で勝手にエポスゴールドカードになる」とも言えるのです。