Tカードプラスを発行する会社は実は以下の3社があります。ご存知でしたか?
- オリコ
- アプラス
- ポケットカード
私はこの事実を知りませんでした。
そして調べていくうちに各カード会社で特徴があり、お得な部分・注意したい部分があることもわかりました。
これからTカードプラスを発行しようとしている方は、せっかくなら一番お得な発行会社を選びたいところですよね。
ということで今回は、発行会社の違いによるTカードプラスの違いについて解説していきます。
各カード会社で共通するTカードプラスの内容
まず、各カード会社によるTカードプラスの違いの前に、各カード会社共通のTカードプラスの内容を紹介します。
以下のような基本スペックはどのカード会社でも共通した内容です。
- 年会費が無料
- ポイント還元率は0.5%
- TSUTAYAならいつでもポイント3倍
- TSUTAYA入会金・年会費が無料、更新手続きも不要
※オリコ発行のTカードプラスはリボ払いでポイントが2倍になりますが、お得感がないのでここでは通常の0.5%のポイント還元率を取り上げました。
各カード会社によって違いが出てくるTカードプラスの内容
次にカード会社によって違いが出てくるTカードプラスの内容を紹介します。
以下にその内容をまとめてみました。※スマホの場合は横スクロールでご覧ください。
オリコ | アプラス | ポケットカード | ||
国際ブランド | JCB | VISA、JCB | JCB | |
ETCカード | 年会費 | 無料 | 無料 | 無料 |
発行手数料 | 無料 | 1,000円+税 | 無料 | |
締め日 | 月末 | 5日 | 1日 | |
支払日 | 27日 | 27日 | 1日 | |
支払い方法 | 初期 | 1回、リボ(任意) | リボ(初回手数料無料) | リボ(初回手数料無料) |
通常 | 1回、分割、ボーナス一括・二括、リボ | 1回、分割、ボーナス一括、リボ | リボ | |
キャッシング年率 | 15.00%~18.00% | 15.00% | 14.95%~17.95% | |
入会資格 | 18歳以上(高校生を除く) | 20歳以上 | 18歳以上(高校生を除く) | |
明細 | WEB、郵送 | WEB、郵送(手数料50円) | WEB、郵送(WEB明細登録で毎月10ポイント) | |
海外旅行保険 | 死亡・後遺障害 | 2,000万円 | ― | ― |
傷害治療 | 200万円 | ― | ― | |
疾病治療 | 200万円 | ― | ― | |
携行品損害 | 20万円 | ― | ― | |
賠償責任 | 2,000万円 | ― | ― | |
救援者費用 | 200万円 | ― | ― | |
国内旅行保険 | 死亡・後遺障害 | 1,000万円 | ― | ― |
ショッピング保険 | 50万円 | ― | ― |
この中で特にカード選びの際に重要になってくるのが
- ETC発行手数料
- 支払い方法
- 入会資格
- 保険
などの項目です。これらはカードを選ぶ際に重要になってくるので一つずつ解説していきます。
違い①:ETCカード発行手数料
まず1つ目の違いにETCカードの発行手数料があります。
各カード会社で発行するETCカードは年会費が無料で同じです。しかし、発行手数料は以下のように異なってきます。
オリコ | アプラス | ポケットカード | |
発行手数料 | 無料 | 1,000円+税 | 無料 |
アプラスのみ発行手数料がかかります。
この時点でアプラス発行のTカードプラスはおすすめできません。
違い②:支払い方法
2つ目の違いが支払い方法です。
支払い方法でも各カード会社で以下のように内容が異なってきます。
オリコ | アプラス | ポケットカード | |
初期 |
1回、リボ(任意) |
リボ(初回手数料無料) |
リボ(初回手数料無料) |
通常 |
1回、分割、ボーナス一括・二括、リボ |
1回、分割、ボーナス、一括リボ |
リボ |
初期設定で1回払いが選択できるのはオリコのみです。この点は初期設定がリボであるアプラス、ポケットカードよりも優れています。
ちなみにアプラス、ポケットカードのリボ払いは初回手数料が無料です。
2回目以降も支払い方法を1回払いにすれば、手数料を取られることもありません。
(※ポケットカードは2回目以降もリボ設定ですが、支払額を全額設定にできるので実質1回払いと同じになります。)
しかし、やはり1回払いへの設定変更は面倒ですよね。
その点を考えると、最初から1回払いが選択できるオリコが一番おすすめです。
違い③:入会資格
入会資格でもカード会社で違いが出てきます。
オリコ | アプラス | ポケットカード | |
入会資格 | 18歳以上(高校生を除く) | 20歳以上 | 18歳以上(高校生を除く) |
アプラスのみ入会資格が20歳以上です。
先ほどのETCカードの発行手数料に続き、この入会資格についてもアプラスは他のカード会社よりも内容が劣っています。
違い④:保険内容
最後に保険内容の違いについてです。この保険内容は明らかに違いが出ています。
オリコ | アプラス | ポケットカード | ||
海外(自動付帯) | 死亡・後遺障害 | 2,000万円 | ― | ― |
傷害治療 | 200万円 | ― | ― | |
疾病治療 | 200万円 | ― | ― | |
携行品損害 | 20万円 | ― | ― | |
賠償責任 | 2,000万円 | ― | ― | |
救援者費用 | 200万円 | ― | ― | |
国内(利用付帯) | 死亡・後遺障害 | 1,000万円 | ― | ― |
ショッピング | 50万円 | ― | ― |
一目瞭然ですね。オリコのTカードプラスのみ保険が付帯しています。
そしてアプラス、ポケットカードより優れているのはもちろんですが、一般的な無料のクレジットカードと比較しても、オリコのTカードプラスは優秀と言っていいでしょう。
そもそも無料のクレジットカードには保険が付いていないものも数多くあります。
そんな中、保険が付帯するカードはまれですし、さらには海外旅行保険が自動付帯のカードはさらに限られてきます。
そんな限られたカードの一つがオリコが発行するTカードプラスです。
アプラス、ポケットカードとの比較という枠を飛び越えて、他のクレジットカードと比較してもお得な内容となっています。
結論:オリコのTカードプラスが一番おすすめ
Tカードプラスの発行会社による違いを比較してきました。
結局どのカード会社が一番おすすめなの?ということですが、一番おすすめなのはオリコが発行するTカードプラスです。
これまで比較してきた項目の要点をまとめると次のようになります。
オリコ | アプラス | ポケットカード | |
ETCカード発行手数料 | 無料 | 1,000円+税 | 無料 |
支払い初期設定 | 1回払いが選択可能 | リボ | リボ |
入会資格 | 18歳以上 | 20歳以上 | 18歳以上 |
保険 | 旅行保険、ショッピング保険が付帯 | なし | なし |
オリコのTカードプラスが一番優れているのは一目瞭然です。
ということで、これからTカードプラスを発行したいという方は、オリコからの発行をオススメします。
ちなみにオリコのTカードプラスは国際ブランドがJCBのみです。VISAが選択できるのはアプラスのみとなっています。
もしアプラスでVISAを選択したい場合は、上でも書いたような
- ETCカードの発行手数料が1,000円+税
- 支払いの初期設定がリボ(変更可能)
などのデメリットを考慮した上で発行するようにしましょう。