残念なお知らせは突然やってきました…
そう、「漢方スタイルクラブカード終了」のお知らせです。
2018年3月1日より、漢方スタイルクラブカードからリーダーズカードに強制的に切り替ります。
私も長年使ってきて、お気に入りだった漢方スタイルクラブカード。発行当初は1.75%と高ポイント還元率が魅力でした。しかし、
- ポイント還元率1.75% ⇒ 1.5%の改悪
- nanacoチャージポイント還元率1.75% ⇒ 0.25%の改悪
など、度重なる改悪で雲行きが怪しくなり…ついに終了の時を迎えてしまいました。
今回はこの残念な気持ちを抑えながら、
- 漢方スタイルクラブカード終了の詳細
- リーダーズカード切り替えに関する疑問点
- 他の高還元率カードでおすすめはあるか?
など、私と同様みなさんも抱えるであろう疑問について解説していきます。
目次
漢方スタイルクラブカードは2018年3月1日よりリーダーズカードに切り替わります
漢方スタイルクラブカード終了の知らせはハガキにて知りました。
漢方スタイルクラブカードが終了し、リーダーズカードに切り替わる内容が書かれています。
具体的に書かれていたカード切り替えに伴う変更内容をまとめると以下の通りです。
カード切り替えに伴う変更内容
切り替え前 | 切り替え後 | ||
カード | 名称 | 漢方スタイルクラブカード | リーダーズカード |
デザイン | |||
切替 | 2018年2月28日まで | 2018年3月1日から | |
ポイント | 名称 | 漢方スタイルクラブカードポイント | リーダーズカードポイント |
切替 | 2018年2月請求分まで | 2018年3月請求分から(※) | |
交換 | 2018年2月28日まで可能 | 2018年3月9日から可能 |
※2018年3月1日時点のKAMPO STYLE CLUBポイントはポイント残高を5倍にして、Rsader’s Cardポイントに移行。
漢方スタイルクラブカードの
- 名称
- デザイン
- ポイント
などが、2018年3月1日からリーダーズカードへ完全に切り替わります。
ちなみに手元にある漢方スタイルクラブカードは2018年3月1日以降、券面は同じままリーダーズカードとして利用可能です。
デザインは漢方スタイルクラブカードですが、2018年3月1日以降はリーダーズカードの機能に切り替わります。
そして、カード更新時(私のカードですと2019年1月)に正規のデザインのリーダーズカードが届き、これで完全に切り替えが完了になります。
ちなみにですが、漢方スタイルクラブカード以外にも、エクストリームカードがリーダーズカードへの強制切替を行うのはご存知でしょうか?
ジャックス系の高還元率カードはなかなか厳しい時代を迎えているようです。
ジャックス系高還元率カードの現状
カード名 | 継続について |
漢方スタイルクラブカード | 終了 ⇒ リーダーズカードに強制切替 |
エクストリームカード | 終了 ⇒ リーダーズカードに強制切替 |
リーダーズカード | 継続(新規受付は停止) |
レックスカード | 継続(新規受付も継続) |
レックスカードライト | 継続(新規受付は停止) |
新規受付自体を停止しているカードや、リーダーズカードへの強制切り替えをするカードなど、厳しい現状のカードが多く見受けられます。
残っている漢方スタイルクラブポイントは移行した方がお得
リーダーズカードへの移行に伴い、漢方スタイルクラブカードのポイントもリーダーズカードに移行されます。
漢方スタイルクラブポイントを5倍したポイントが、リーダーズポイントとして移行されます。
(例)300ポイントを移行する場合
漢方スタイルクラブポイント300ポイント×5=1,500ポイント
この1,500ポイントがリーダーズカードポイントとして移行される。
ではこの時にこんな疑問はないでしょうか?
「ポイントは移行した方がお得か?」
「それとも使い切った方がお得か?」
私も疑問に思ったことなので、どちらがお得なのか計算してみました。
するとポイントは使い切らないで移行した方がお得だということがわかりました。
では実際に計算した結果を書かせていただきますね。
(例)300ポイントを移行する場合
先ほども言ったように漢方スタイルクラブポイントは、5倍になってリーダーズカードポイントに移行されるので
- 漢方スタイルクラブポイント300ポイントとして使いきる
- ポイントを移行してリーダーズカードポイント1,500ポイントとして使う
この2つの価値を計算することでどちらがお得なのかがわかります。以下が実際に計算した結果です。
漢方スタイルクラブポイントとして使い切る場合 | リーダーズカードポイントに移行する場合 | |
ポイント | 300ポイント | 1,500ポイント |
Jデポとしての価値 | 1,500円 | 1,710円 |
ANAマイルとしての価値 | 900マイル | 1,028マイル |
このようにJデポ・ANAマイル、どちらのポイント交換先でも、リーダーズカードポイントに移行する方がお得なのがわかります。
ということで、ポイントは使い切るか?移行するか?だったら移行する方がオススメです。
リーダーズカードはぶっちゃけ漢方スタイルクラブカードに劣る
漢方スタイルクラブポイントは使い切るよりも、移行する方がお得だとわかりました。
しかし、移行してみたもののリーダーズカード自体に魅力がなければ、使い続けるのも微妙ですよね。
はたしてリーダーズカードは移行するだけの価値があるカードなのか?
ということで、漢方スタイルクラブカードとリーダーズカードを比較してみたいと思います。
まあ先に結論を言ってしまえば、リーダーズカードは漢方スタイルクラブカードより劣るんですけどね(汗)。
では実際に比較してみましょう。
漢方スタイルクラブカードとリーダーズカードとポイント還元率比較
漢方スタイルクラブカード | リーダーズカード | ||
通常支払い | Jデポ | 1.5% | 1.26% |
Gポイント | ― | 1.26% | |
ANAマイル | 0.9% | 0.75% | |
nanacoチャージ | Jデポ | 0.25% | 0.34% |
Gポイント | ― | 0.34% | |
ANAマイル | 0.15% | 0.21% |
このように漢方スタイルクラブカードの方がポイント還元率が優れているのがわかります。
nanacoチャージについてはリーダーズカードの方が若干お得なんですが、やはりメインとなるのは通常支払いでのポイント還元率です。
そう考えるとやはり漢方スタイルクラブカードの方がお得ということになります。
リーダーズカードを解約するなら年会費が発生する前に解約する
先ほど説明したように、リーダーズカードは漢方スタイルクラブカードよりもポイント還元率が劣ります。
リーダーズカードは1.26%と高ポイント還元率のカードではありますが、今後いつカードの改悪や強制終了があるかもわかりません。
なのでリーダーズカードを解約して、別のカードに切り替えるのも選択肢の一つとしてありです。
私も後々は別のカードへの切り替えを検討しています。
で、リーダーズカードを解約する際は、年会費が発生する前に解約する必要があるということをお伝えしておきます。
まず、リーダーズカードは初年度年会費無料ですが、2年目以降は年間カード利用額により年会費が発生します。
リーダーズカードの年会費条件
年間カード利用額(2018年3月~2019年2月) | 年会費(2019年3月27日請求) |
30万円以上 | 本会員・家族会員ともに無料 |
30万円未満 | 本会員2,500円、家族会員400円+税 |
このように年間カード利用額が30万円未満の場合、次年度は年会費が請求されてしまいます。
もちろん年間30万円以上カードを利用する人なら、年会費無料になるので使い続けるのもありです。
ただ、もしリーダーズカードの解約を検討しているなら、年会費が請求されない2019年2月までに解約する必要があります。
その場合は2019年2月までにポイントを使い切って、カードを解約してしまいましょう。
ということで、リーダーズカード解約までの流れをまとめると次のようになります。
リーダーズカードを解約する場合の手順
手順 | 期間 |
①リーダーズカードに切り替わり、ポイントが移行される | 2018年3月1日 |
②ポイントを使い切る | ~2019年2月28日 |
③リーダーズカードを解約する | ~2019年2月28日 |
とにかくリーダーズカードを解約するなら、年会費が請求されないように2019年2月28日までに解約することをおすすめします。
リーダーズカードに代わる高還元率カードを厳選
「リーダーズカードに代わる高還元率カードが欲しい」
漢方スタイルクラブカードの終了に伴って、このように考える人がいるのは普通のことだと思います。
ということで、リーダーズカード以外のおすすめ高還元率カードを厳選してみました。
リーダーズカードと違い、全て年会費無料で持てる高還元率カードです。※リーダーズカードも条件次第では無料
デザイン | カード名 | ポイント還元率 |
オススメ |
リクルートカード | 1.2% |
Yahoo! JAPANカード | 1% | |
楽天カード | 1% | |
P-one Wiz | 1.5% |
P-one Wiz以外のカードはリーダーズカードのポイント還元率1.26%よりも劣ります。
しかし、これらのカードを選んだのは今後も生き残っていくであろうカードだからです。
漢方スタイルクラブカードは年会費やカード利用手数料を主な収益源としていました。
しかし、それだけでは高還元率を維持できなくなったのが、カード廃止の理由だと言えます。
リーダーズカードも後々は高還元率を維持できなくなり、カードが廃止になる可能性も0ではありません。
それに対し
- リクルートカード
- Yahoo! JAPANカード
- 楽天カード
これらのカード会社は自社サービスを主な収益源としています。
これらのサービスは今後もなくなることは考えにくいので、カード自体も今後も生き残っていくと考えられます。
以上の理由からこれらのカードを選びました。
ではそれぞれのカードについて簡単に紹介します。
リクルートカードの簡単な説明
リクルートカードの特徴
- 年会費無料
- 1.2%の高ポイント還元率
- じゃらんでは3.2%のポイント還元率
- nanacoチャージでもポイント1.2%
- リクルートポイントはPontaポイントに交換可能
- 海外旅行保険2,000万円、国内旅行保険1,000万円(どちらも利用付帯)
リクルートカードはどこで使っても1.2%のポイントが貯まる高還元率カードです。
特にリクルートサービスを利用する方にはおすすめで、じゃらんでは3.2%、ポンパレモールなら4.2%の還元率になります。
また、nanacoチャージでも1.2%のポイントを付与。
nanacoチャージでポイントが付くクレジットカードの中では、現時点で一番還元率の高いカードです。
他社クレジットカードはnanaco改悪がある中、リクルートカードは高還元率を維持しています。
ちなみに以前はリクルートグループ内でしかポイントを使えませんでしたが、現在はPontaポイントに交換できるようになりました。
交換手数料も無料です。
1:1でポイントを移行できるので、ポイントのロスがないのもうれしいですね。
リクルートカードはこんな人におすすめ
- 高還元率カードが欲しい人
- nanacoチャージでポイントが貯まるカードが欲しい人
- リクルートやPontaのサービスをよく利用する人
- 海外・国内旅行保険付きのカードが欲しい人
Yahoo! JAPANカードの簡単な説明
Yahoo! JAPANカードの特徴
- 年会費無料
- 1%のポイント還元率
- Tポイント加盟店でもポイントが貯まる
- Yahoo!ショッピングならポイント3倍
- nanacoチャージはポイント0.5%
Yahoo! JAPNAカードは1%の高ポイント還元率カードです。
Tカードが一体になったカードでもあるので、Tポイント加盟店に強いというメリットもあります。
Yahoo! JAPANカードがあれば、Tカード加盟店でカード提示とクレジット払いによるポイントの二重取りも可能です。
これによりTポイント加盟店では、最低でも1.5%の高ポイント還元率になります。
また、全国各地にTポイント加盟店はありますので、ポイントの使い道に困ることもありません。
ポイントの有効期限は1年間ですが、「貯める」「使う」のいずれかをすることで有効期限がそこからまた1年延びます。
Tカードが使える店が多いので、ポイントの有効期限を心配する必要もありませんよね。
Yahoo! JAPANカードは全国各地で使える利便性の高いカードです。
Yahoo! JAPANカードはこんな人におすすめ
- Tポイント加盟店をよく利用する人
- Yahoo!ショッピングをよく利用する人
- nanacoチャージでポイントが付くカードが欲しい人
楽天カードの簡単な説明
楽天カードの特徴
- 年会費無料
- 1%のポイント還元率
- 楽天市場なら毎日ポイント4倍
- 他の楽天サービスではポイント2倍
- 街の提携店でもポイントポイント2~3倍
- 最高2,000万円の海外旅行保険(利用付帯)
楽天市場を利用する人ならぜひ持っておきたいカード。というか持っていないとかなり損してるはずです。
楽天市場では毎日ポイントが4倍なので、知らず知らずのうちにポイントが貯まります。
楽天カードを持っているだけで、単純に楽天市場では他の人より4倍のポイントが貯まるということです。
また、2,000万円の海外旅行保険(利用付帯)も付いているので、この点も無料のカードとしては評価できる部分と言えます。
年会費無料で持てる利便性の高いカード、それが楽天カードです。
楽天カードはこんな人におすすめ
- 楽天市場をよく利用する人
- 楽天市場以外の楽天サービスも利用する人
- 海外旅行保険付きのクレジットカードが欲しい人
P-one Wizの簡単な説明
P-one Wizの特徴
- 年会費無料
- カード利用額の1%を現金値引き
- 追加で0.5%相当のポイントがもらえる
- 実質的なポイント還元率は1.5%
自動的に1%の現金値引きがされるうれしいカードです。さらに追加でポイントももらえます。
追加ポイントはさまざまな交換先がありますが、Tポイントへの交換がおすすめ。
Tポイントへの交換なら0.5%相当の還元率になります。
現金値引きと合わせると1.5%と高還元率です。
ジャックス系カードのようにポイント改悪の可能性は否定できませんが、現時点ではおすすめの高還元率カードです。
P-one Wizはこんな人におすすめ
- とにかく高還元率カードがいいという人
- 還元は現金値引きがいいという人
最後に:リーダーズカードの還元率もいつまで続くか…
漢方スタイルクラブカード終了の知らせは本当に残念でした。
リーダーズカードは1.26%と高還元率ですが、漢方スタイルクラブカードの1.5%と比べてしまうと物足りなさを感じてしまいます…
それにこの1.26%の還元率すらいつまで続くのかと疑問を持っています。
改悪、さらにはカード終了ももしかしたらあるかもしれません…
ということで私自身も先を見据えて新しいカードを探索中です。
また何かいいカードが見つかったら紹介したいと思います。
この記事を読んでいるあなたもこの機会に新しい高還元率カードを探してみてはいかがでしょうか?
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