通常、クレジットカードでは支払日が1つに固定されている場合が多いです。
しかし、エポスカードでは複数の支払日が用意されていて、カードユーザーは支払日を選択することができます。
また、面白いことに支払い方法についても、口座引き落とし以外のものがエポスカードでは選択可能です。
今回の記事では、エポスカードの少し変わった締め日や支払日、支払い方法などについて解説していきます。
使う人によっては締め日、支払日、支払い方法が選択できるのはメリットがあると思いますので、今回の記事の内容をぜひ参考にしてみてください。
目次
エポスカードの締め日・引き落とし日は2パターンある
エポスカードは締め日・引き落とし日について、次の「2パターン」を選べるカードです。
- 27日払い
- 4日払い
クレジットカード全般には1つのパターンに固定され変更できないものが多いなか、貴重なシステムといえます。
パターン1:「27日払い」
前月の28日から今月27日までの利用分が、翌月27日の支払いになります。
(例)8月28日~9月27日までの利用分は10月27日に払う。
パターン2:「4日払い」
前月の5日から今月4日までの利用分が、翌月4日の支払いになります。
(例)8月5日~9月4日までの利用分は10月4日に払う。
この2つのどちらが良いかの判断は、まったく個人によるものです。いずれであっても、締め日&支払日をしっかり把握して使いましょう。
支払日が休みの場合は?
支払い日に金融機関がお休みである場合、「金融機関の翌営業日」が支払い日となります。
例として、引き落とし口座として設定した金融機関(銀行など)が「27日、日曜日に休み」であるなら、週明けの28日、月曜日が支払日です。
このケースでは26日、土曜日の金融機関営業時間中に、口座に入金しておけば確実です。
もちろん、常に余裕のある銀行口座残高としておけば、慌てることもなく、ラクラクです。
エポスカードでは「持参払い」が可能
エポスカードの支払いには、店舗でカード利用代金を支払う「持参払い」という方法もあります。
通常のクレジットカードでは金融機関からの自動引き落としが基本です。そんな中エポスカードは、変わった存在だと言えます。
ちなみにエポスカードの持参払いは以下の場所で行えます。
- エポスATM
- ロッピー(ローソンのシステム)
- ペイジー
- マルイ各店のエポスカードセンター
自動引き落としを希望するにしても、その設定には1ヶ月~1ヶ月半ほどを要するため(一般的です)、ひとまずエポスカードを作り、当面は持参払いをする形で使っていけます。
持参払いの支払日は以下の6パターンから選ぶことが可能です。
支払日 | 対象のカード利用期間 |
5日 | 前々月6日~前月5日 |
10日 | 前々月11日~前月10日 |
15日 | 前々月16日~前月15日 |
20日 | 前々月21日~前月20日 |
25日 | 前々月26日~前月25日 |
30日 | 前月6日~前月末 |
これらを図にするとこんな感じです。
このようにエポスカードの持参払いでは6つの支払日を選ぶことができます。
自分の都合に合った支払日を選びましょう。
エポスカードの引き落とし時間
金融機関口座からの自動引き落としがなされる時間は、金融機関・各種状況によってユーザー個々に異なります。
具体的に何時なのかは、カスタマーセンターや銀行に聞いてみるか、何度か引き落としを経験してみて自身で確認する他ないんですね。
とはいうものの、銀行口座に十分な残高があれば、特に「引き落とし時間」に神経質になることもありません。
- 27日払いであれば25日まで
- 4日払いであれば2日まで
といったように早めに入金(あるいは銀行口座残高の確認)をしておけば、引き落とし時間について気にすることはないですね。
エポスカードの支払いが遅れて滞納してしまったら?
クレジットカードにおいて、支払いの滞納はNG行為です。
新たにクレジットカードを作るのが困難になったり、程度が多くなると自動車ローン・住宅ローンなども利用できなくなります。
ではエポスカードで支払い遅れをしてしまったら、どうすればいいのでしょうか?
「お金そのものはあるのに、銀行口座への入金を忘れてしまっていた!」といったケースでは、
- エポスATM
- ロッピー(ローソンのシステム)
- ペイジー
- マルイ各店のエポスカードセンター
を利用しましょう。ひとまずカスタマーセンターに連絡してみるのも良い手段です。
- エポスカードカスタマーセンター:03-3381-0101(受付時間9〜19時)
支払い日にどうしても現金がなく、支払いができないときですが、エポスカードなら支払い日+5日間までは、遅延扱いになりません。
「4日支払い」であれば、+5日で、「9日まで」に払えば正直大丈夫です。
しかしこれは、緊急事態に備えたシステムです。社内的な記録などは残りますので、あくまでも支払い日はしっかり守りましょう。
エポスカードは締め日、支払い日、引き落とし口座の変更が可能
エポスカードでは「4日払い」「27日払い」と、2通りの支払い日を選べます。また、多数の銀行からの口座引き落としも可能です。
これらの支払日や引き落とし口座の「変更」はどうしたらいいのでしょうか?
この疑問についても解説していきます。
支払い日の変更の仕方
支払い日の変更の仕方は
- ネットで変更する(口座振替Net手続きサービスを使う)
- 郵送で申し込む
の2通りとなります。
郵送では1ヶ月~1ヶ月半ほどの時間を要します。
ネットの場合でも、一律の案内はありませんが、「次の支払いを済ませる前」ぐらいに手続きすると良いでしょう。
変更を実行する2ヶ月前ぐらいにカスタマーセンターに相談しておけば万全です。
口座の変更、持参払いから「口座からの自動引き落とし」への変更について
指定口座の変更や持参払いから口座支払いへの変更についても
- ネットで変更する(口座振替Net手続きサービスを使う)
- 郵送で申し込む
の2通りの方法となります。
やはりこの場合も、郵送では1ヶ月~1ヶ月半、ネットでも余裕を持って2ヶ月前ぐらいからカスタマーセンターに相談しておけば安心です。
ちなみにエポスカードの自動引き落としについて、指定可能な口座は、以下のものです(2017年8月現在)。
指定可能な口座一覧
大手銀行 | ゆうちょ銀行、三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、横浜銀行、千葉銀行、静岡銀行、常陽銀行 |
あ行 | 青森銀行、秋田銀行、足利銀行、イオン銀行、池田泉州銀行、大分銀行、大垣共立銀行 |
か行 | 鹿児島銀行、紀陽銀行、京都銀行、近畿大阪銀行、群馬銀行、京葉銀行 |
さ行 | 佐賀銀行、滋賀銀行、七十七銀行、清水銀行、十八銀行、十六銀行、新生銀行、親和銀行、住信SBIネット銀行、スルガ銀行 |
た行 | 大光銀行、第四銀行、千葉興業銀行、筑波銀行、東京都民銀行、東邦銀行、栃木銀行 |
な行 | 南都銀行、西日本シティ銀行 |
は行 | 八十二銀行、福岡銀行、北海道銀行、北洋銀行、北陸銀行 |
ま行 | みちのく銀行、宮崎銀行 、宮崎太陽銀行、武蔵野銀行 |
や行 | 山梨中央銀行 |
ら行 | 楽天銀行 |
大手銀行、各地方銀行、ネット銀行のほとんどが利用できます。
とはいえ日本国内全ての銀行口座に対応しているわけではないので、確認の上、エポスカードの自動引き落としを検討しましょう。
エポスカードの締め日・支払日についてのまとめ
エポスカードの締め日や支払日などについて解説してきました。最後に今回の内容をまとめます。
- エポスカードの支払いは「27日払い」「4日払い」の2種類がある
- エポスカードではカード利用代金を店舗で支払う「持参払い」も可能
- 支払い遅延はもちろんNGだが、エポスカードではすぐに支払えば遅延扱いにはならない
- 支払日、引き落とし口座などは後から変更も可能
エポスカードは「27日払い」「4日払い」、この2種類の支払い日が選べる珍しいクレジットカードです。
自分の都合のいい支払い日が選べるのは、使う人によってはメリットになりますよね。
ぜひ便利な支払い日をエポスカードでは選んでみてくださいね。