楽天カードでは家族カードを発行することができます。
家族カードを発行する際に気になるのは、「本当にお得なのか?」ということではないでしょうか?
せっかく家族カードを発行しても、お得感がなければ意味がありませんしね…
それにお得感がないだけならまだマシですが、逆に損するようなことがあってはいけません!
例えば年会費がかかるとか…
ということで、今回の記事では楽天カードの家族カードについて、本当に発行する価値があるのかを解説していきます。
今回の記事を家族カード発行の検討に役立ててみてくださいね。
目次
ポイント重視なら楽天カードの家族カードはいらない?
先に結論を言ってしまうと、ポイント重視なら楽天カードの家族カードはいらないです。
というのも家族カードは入会ポイントにお得がないから。
楽天カードの入会キャンペーンと同じように、家族カードではこういった入会キャンペーンを実施しています。
しかし、家族カード入会でもらえるのは1,000ポイントのみです。
通常の楽天カード申し込みでしたら、最低でも5,000ポイントはもらえます。
しかし、家族カード申し込みになった途端、たったこれだけのポイントです…
もしポイントで最大限得をしたいなら、家族カードを発行せずに新規で楽天カードを発行するのをおすすめします。
楽天カードの家族カード5つのメリット
ポイントで得したいなら新規での楽天カード発行がおすすめと解説しました。
ただ、家族に新規で楽天カードを申し込んでもらうのは、面倒に感じるかもしれません。
「それだったら家族カードを作った方がいいや!」
こういう方のために、ここからは家族カードのメリットについて解説していきます。
まず、家族カードのメリットについて以下にまとめました。
- 年会費が無料
- 1%のポイント還元率
- 家族間でポイント移行が可能
- 本会員と同じ内容の海外旅行保険が付く
- 支払いは本会員にまとめられるので楽
ではこれらのメリットについて簡単に解説します。
家族カードのメリット①:年会費が無料
本会員と同様に楽天カードの家族カードは年会費が無料です。
家族カードを持っていて損することはありませんので、とりあえず発行しておくだけでもいいと思います。
家族カードのメリット②:1%のポイント還元率
家族カードでも1%のポイントが付きます。
無料のクレジットカードの中では、1%のポイント還元率は高い方です。
楽天カードは家族カードでもその特典を受けることができます。
家族カードのメリット③:家族間でポイント移行が可能
家族カードを持っていれば家族間でポイントを移行させることも可能です。
ちなみにポイント移行には条件があります。
- 50ポイント以上、1ポイント単位で移行可能
- 月の移行ポイント上限は10,000ポイント
- 期間限定ポイントや提携先から交換したポイントは移行不可
この家族間のポイント移行を利用すれば、例えば
「自分(本会員)はポイントを使う機会がないから、家族にポイントを分けてあげよう!」
といったこともできるようになります。
家族カードのメリット④:本会員と同じ内容の海外旅行保険が付く
楽天カードの家族カードでは本会員と同じ内容の海外旅行保険が付きます。
補償内容 | 保険金額 |
傷害死亡・後遺障害 | 最高2,000万円 |
傷害治療 | 最高200万円 |
疾病治療 | 最高200万円 |
賠償責任 | 最高2,000万円 |
携行品損害 | 最高20万円 |
救援者費用 | 最高200万円 |
※利用付帯
つまり家族カード会員だけの旅行でも保険が使えるということです。
また、もう1つのメリットとして、家族カード会員であれば本会員の同伴者として保険が適用されるというのがあります。
例えば、楽天カードの本会員と家族カード会員で海外旅行に行くとして、旅行代金を本会員のカードで支払えば、家族カード会員にも保険が適用されるということです。
一般的なクレジットカードでは、同伴する家族カード会員の分までは保険が適用されません。
同伴する家族カード会員の分まで保険が適用される楽天カードは、その点で優秀なカードと言えます。
家族カードのメリット⑤:支払いは本会員にまとめられるので楽
楽天カードの家族カードの支払いはすべて本会員にまとめられます。
各家族カード会員で別々に支払うこともないので楽ですよね♪
楽天カードの家族カード5つのデメリット
家族カードのメリットを紹介したところで、次にデメリットも紹介しておきます。
一番最初に紹介した「入会ポイントが少ない」ということ以外に、家族カードには次のようなデメリットがあります。
- ポイントは本会員に合算
- 国際ブランドが選べない(本会員と同じ)
- ETCカードを発行できない
- 限度額は本会員と共通
- 本会員に明細を見られてしまう
ではこれらについても1つずつ見ていきましょう。
デメリット①:ポイントは本会員に合算
家族カード利用分のポイントはすべて本会員に合算されます。
ということはいくら家族カードを使ったとしても、自分のところにポイントは入ってこないということです。
ポイントを貯めるのが好きな人にとっては、一向にポイントが貯まらないのでおすすめできません…
ちなみに間違いやすい部分があるので補足します。
家族カードを使って楽天市場で買い物をした場合、買い物ポイントが付与されるのは家族カード会員です。
- 買い物ポイント1% ⇒ 家族カード会員に付与
- クレジットポイント1% ⇒ 本会員に付与
本会員に持っていかれるのは、あくまで家族カードのクレジットポイントです。買い物ポイントは家族会員に付きます。
間違いやすい部分なので補足させていただきました。
デメリット②:国際ブランドが選べない(本会員と同じ)
楽天カードでは
- VISA
- JCB
- MasterCard
の3種類の国際ブランドが選べますが、家族カード会員は国際ブランドを選ぶことができません。
本会員が選んだ国際ブランドを家族カード会員は持つことになります。
国際ブランドを気にする人はそこまでいないと思いますが、一応書いておきました。
デメリット③:ETCカードを発行できない
楽天カードのETCカードを発行できるのは本会員のみです。家族カード会員はETCカードを発行できません。
他社クレジットカードでは家族カード会員もETCカードを発行できたりするんですが、楽天カードはこの点がデメリットですね。
ちなみに楽天カードのETCカードは年会費500円(税抜)がかかます。
ETCカードの年会費を無料にする方法も存在しますが、ハードルはかなり高めです。
参考記事:楽天カードのETCカード|年会費無料は可能でもおすすめしない理由
仮に家族カード会員もETCカードを発行できたとしても、このようにETCカードの年会費無料条件が厳しくてはおすすめできません。
なので、「ETCカードを発行できない」という家族カードのデメリットは、そこまで気にしないで大丈夫です。
デメリット④:限度額は本会員と共通
これは楽天カードに限った話ではありませんが、限度額は本会員と家族カード会員で共通になります。
例えば本会員の限度額が50万円と設定されているなら、本会員と家族カード会員合わせて50万円まで利用できるということです。
なので、
- 本会員の限度額が低い
- 家族カード会員もそこそこカードを使う
こういった場合は、限度額が共通であることはデメリットになるかもしれません。
デメリット⑤:本会員に明細を見られてしまう
これも楽天カードに限った話ではありませんが、家族カード会員の利用明細は本会員にまとめられるので、明細が本会員に見られてしまいます。
特に気にする必要もないかもしれませんが、
- ついつい無駄遣いをしてしまう
- 見られてはマズいものを買っている
このような家族カード会員にとっては、明細がまとめられるのはデメリットかもしれませんね。
最後に:家族カードは作らず新規の楽天カード発行がおすすめ
楽天カードの家族カードについて様々な角度から解説してきました。
家族カードにはメリットとデメリットの両方があるわけですが、個人的に重視すべきだと思っているのはやはり入会ポイントです。
家族カードを発行するか?あるいは新規でもう1枚楽天カードを発行するか?
これによって入会ポイントも大きく変わります。
- 家族カードを発行する … 1,000ポイントのみ
- 新規でもう1枚楽天カードを発行する … 5,000ポイント~
新規でもう1枚楽天カードを発行した方が断然お得なのがわかりますよね。
ただ、もしかしたら家族カードを発行するかしないか、決めきれないこともあるかもしれません。
「新規入会の方がお得なのはわかったけど、家族に新規で楽天カードを作ってもらうのもな…」
もしこのように考えてるなら、まずは自分の分だけ楽天カードを申し込んでみてはいかがでしょうか?
家族カードを申し込むかどうかは後からでも決められます。
まずは自分が楽天カードを使ってみて、その感想を元に家族カードの発行を検討すればいいと思います。
ただ、これだけは注意してください!
楽天カードはとにかくポイントがよく貯まります。
楽天カードを気に入ったとしても、家族に勧めすぎて嫌われないように注意してくださいね(笑)